12Wの3週目に、私は1つのKPIを捨てました(新しい視点)

DAU 70%のデータから

第3週のWAM会議で、チームは過去21日間のユーザーアクティブデータを確認したところ、不安を覚える現象が現れました。製品のDAU/MAU Ratio(ユーザーの日間アクティブが月間アクティブに占める割合)は0.7前後で推移しており、一見すると定着率の高いユーザーグループを表しているように見えます。しかし、毎週のリテンションカーブを深く追跡したところ、毎週の新ユーザーのうち30%が第1週後に再来訪しなくなり、さらに40%の「アクティブユーザー」は1ヶ月間にわずか2〜3回しかアプリを開いていませんでした。DAUの数字は少数の高頻度ユーザーに支えられており、多くのユーザーが離脱している真相を覆い隠していました。

なぜ最初から間違ったKPIを選んでしまったのか

DAUをコア指標として選ぶことは、特別なケースではありません。Startup Genomeによる3,200社以上のスタートアップ企業を追跡したレポート(2022年)によると、初期チームの約68%が第1四半期に日間アクティブユーザーを唯一の成長指標として採用していた一方で、製品の使用頻度とユーザーライフサイクルに対する階層化は行えていませんでした。この選好の根本原因は、DAUが直感的で「物語を語りやすい」数字であり、外部の投資家やパートナーに「良さそうに見える」データを提示するのに適している点にあります。

しかし、製品のコアバリューの伝達方法が、何が意味のある指標であるかを決めています。本ケースの製品特性から見ると、ユーザーは週に1回だけコアタスクを完了するために使用すれば十分であり、これはWAU(週間アクティブユーザー)が実際の使用状況により忠実であるだけでなく、製品の周期的な価値をよりリアルに反映し、高頻度ユーザーの行動によって薄められることがないことを意味します。DAUに固執したことで、チームは「1日の起動回数を増やす」という間違った目標にリソースを投入し、本当に改善が必要なリテンションファネルを無視していました。

3つの具体的な教訓

1つ目の教訓は次の通りです。KPIの選択は、まず製品バリューの伝達頻度を確認すべきであり、市場の慣例からコピーするべきではありません。FacebookがDAUを北極星指標としているのは、そのコアバリューが「継続的なつながり」であり、1日に何度も使うことが製品の本質であるためです。一方、タスク主導のツール系製品では、ユーザーが週に1回使うのが正常な行動です。同じものさしで異なる製品を測るのは、温度計で重さを量るようなもので、数字がどれだけきれいに見えても意味がありません。

2つ目の教訓は、数字の表面的な安定が構造的な問題を覆い隠しがちであることです。DAUが高い水準を維持しているのに、WAUの成長が停滞または下落している場合、それは製品が少数のスーパーユーザーに依存しており、新規ユーザーを継続的に惹きつけて規模を構築しているわけではないことを意味します。この構造は短中期では危機が見えませんが、ひとたびスーパーユーザーが離脱すれば、成長は崖のように崩落します。

3つ目の教訓、そして最も難しい教訓は、チームにすでに集合的に認められた指標を捨てるには、十分なデータによる説得力と、「これまでやってきたことは無駄だった」というサンクコスト心理に立ち向かう勇気が必要だということです。研究によれば、すでに一定期間運用されている指標については、データがすでに機能不全を示していても、経営陣が公式に切り替えを宣言するまでには平均で追加の2〜3週間が必要であり、客観的な分析よりも大幅に遅れます(Harvard Business Review, 2021, "Why Leaders Struggle to Abandon Failing Metrics")。

いますぐ実行できる調整

次のステップの調整はとても具体的です。WAUを主な追跡指標として設定し、同時にDAUを補助的な参考として保持します。この変更は既存のデータインフラを覆す必要はなく、毎日の朝会の報告順序でWAU成長率をDAUデータの前に置くだけで済みます。WAUがチームが毎日最初に目にする数字になれば、リソース配分の優先順位も自然に調整されます。かつて「毎日開かせる」方法を工夫していたのとは違って、「どうすればユーザーが毎週忘れずに戻ってくるか」を考えるように変わっていきます。

「指標の価値は、それがどれだけ測りやすいかにあるのではなく、正しい行動を促しているかどうかにあります。ある数字のために努力している自分がいて、その数字が何を意味しているのかを問いかけることを忘れていると気づいたとき、北極星を見直すときです。」